都会の害獣被害を減らす取組み

最近は比較的自然が近い地方だけでなく、都心部に進出する害獣が増えています。農林水産省の統計によると、年間被害総額は200億円を超えるそうです。こちらでは、害獣被害を減らすために気軽に参加できる取組みをご紹介します。

鳥獣類の生態観察ツアー

「害獣」とは、野生動物が都会に進出して人間に悪影響を与えるために「害獣」と呼ばれるようになります。「害獣」が居辛い環境作りのために、害獣となり得る鳥獣類について知ろうという気運が高まっています。そのために、鳥獣類の生態観察ツアーの人気が出始めているそうです。例えば、石川県では生態系保全活動の一環として雄大な自然風景に触れることができるエコツーリズムが人気です。イタチ生態観察ツアーも全国で行われていますので、参加してみてください。

里山環境の整備

都会に害獣が増えた理由の1つには、地方の過疎化による里山の衰退が挙げられます。以前は自然と隣り合わせの里山でしっかり害獣対策がされることで、都会にまでは進出してきませんでした。しかし、近年は廃村となった里山を足がかりにして鳥獣類が都会に進出し「害獣」となるパターンが増えています。イタチの生態を考えてみるとそのケースに当てはまることも多いかもしれません。地方の自治体や民間企業が若年者雇用の整備、移住者への特典を充実させることにより里山再生し、結果的に害獣被害が食い止められることも多いです。特に福井や富山では積極的な取組みが実践されています。

ジビエ料理

ジビエとは、狩猟文化が発展しているヨーロッパで狩猟採集した野生動物を食べる料理です。フランスを中心にヨーロッパでは野生の鹿や野うさぎがレストランの食材としても利用され、日本でもブームになりつつあります。日本産のジビエ食材として野うさぎ、エゾ鹿、イノシシ、ヤマバト、キジが口にされていて、イタチの生態上えさとなる食材も多いためイタチの生息数抑制を図る上でも注目されています。

写真や映像で見ると可愛らしいイタチですが、都会でのイタチ被害は年々深刻さを増しています。イタチをはじめとした害獣被害抑制への取組みにもぜひ参加してみてください。